Sunscreen
LNP製剤スクリーニングツール
概要
最適なLNPを作製するために製剤条件を検討し、追求していくと莫大な時間や手間がかかります。LNPは複数の脂質から構成されるナノ粒子です。そのため配合比率、脂質とペイロードの比率や混合する際の流量などの最適条件を見つけだす必要があります。 さらに困ったことにスループットの問題も考慮しなければなりません。Sunscreenは96種類の少量LNPを6時間以内で作製できますので、これまでのスループットの問題を解決します。つまりは、より多くの製材の条件検討を1日で探索することが可能となります。カタログはこちら。
- 6時間以内に最大で96種類の条件検討を完全自動で実行
- 実験1回あたり200 μL~2mL
- 流量0.1~30 mL/min
- 再利用可能なマイクロ流路チップ
- プロセスとプロトコールの最適化でシームレスにスケールアップ
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動画
稼働中のSunscreenをご覧ください。
マイクロ流路チップによる混合
片方のプレートにペイロードをセットし、もう片方に脂質をセットするだけで 、マイクロ流路チップ、 Sunnyでの混合の準備は完了します。シンプルでよく知られたT混合手法を使用する場合は、Sunny Tを、粒子形成のための流体接触面積を増やすには、クロスジャンクションを使用したSunny Xを選択します。また、Sunscreenのフルレンジの流量、比率、および統合インライン希釈を使用するには、Sunny Tridentを選択してください。Sunnyは容易にSunscreenに取り付け、そして外すこともできます。そのため一度お好みのものを見つければ、それを何度もリピートし使うことが可能です。
自動化プラットフォーム
SunscreenのSunny Suiteソフトウェアにプレートの中身、脂質とペイロードの比率や混合する流量を入力すれば準備は完了です。 ソフトウェアが実験内容に不備がないかを事前にチェックしますので、心配はいりません。 その後の作業はSunscreenに任せることができます。6時間以内で96サンプルの処理が完了します。 残りの時間でバッファー交換や特性評価ができるでしょう。
頼りになるSunscreen
製剤を検討するためのプレートを準備すれば、それぞれのLNPがSunscreenにより再現性高く作製されます。つまりは、バラつきを最小限に抑えることができます。 自動化洗浄プロトコールにより前のサンプルからの「もちこみ」をなくし、コンタミネーションによる不安を取りのぞきます。 さらに、 ワークフローのスループットを高速化したいのであればStunnerをご利用ください。1時間以内でLNPのサイズとPDIを確認できます。このようなエコシステムにより優れた製材条件を効率的に探し出すこと
ができるでしょう。
条件の最適化
最適な脂質の混合比率を見つけることに成功したら、つづいて流量比を調整し適切なサイズが得られる条件を探します。 Sunscreenで見つけた最適な条件をスケールアップするのであれば、その条件をダイレクトにSunshine、そしてSunbatherに移行することができます。またSunnyも移行可能です。
コストパフォーマンスの向上
mRNA、siDNAおよびpDNAは莫大な費用がかかるうえ作製が困難です。 SunscreenはLNPに導入する貴重なペイロードの使用量を大幅に減らすことができます。 実験のスケールを落とすことにより、最適な製材条件を見つけるまでの多くの資源を節約できるでしょう。
信頼できるプロセス
Sun シリーズは、送液に同じポンプを使用し、製剤の混合に同じレンジの Sunny を使用しているため、製剤条件のスクリーニングからプロセス開発や GMP 製造まで円滑に移行することが可能です。200 µL の製剤を数百種類スクリーニングする場合でも、臨床試験用の粒子を数リットル製造する場合でも、あらゆるスケールで同じ一貫性のある結果を得ることができます。