単一粒子干渉測定

単一レンチウイルス粒子およびEVの高分解能サイジング

微粒子の世界を探索

バイオ医薬品や遺伝子治療の世界では、個々の粒子が小さすぎて通常の光学技術で確認できない場合、1つ1つの粒子を検出する単一粒子干渉計を利用します。干渉法、特に干渉反射率画像法は、表面に付着した粒子の質量やサイズを測定するユニークな方法です。粒子が表面に付着すると、粒子によって散乱された光が表面から反射された光との相互作用に変化が起こります。この干渉パターンを通して粒子について多くのことを知ることができます。個々の粒子を観察する際に干渉法を使えば、ナノメートルレベルの分解能を得ることができ、レンチウイルスやエクソソームなどの遺伝子治療ベクターについて多くのことを知ることができます。

標的分子の捕捉

タンパク質やウイルスを捕捉させるには、シリコン層の上の二酸化ケイ素層の表面で抗体を使います。

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光の照射

光源はあらゆるものを照らし、反射します。干渉法では、結合した粒子によって散乱された光が、表面で反射された光と相互作用し、粒子のサイズと組成に依存した干渉パターンを特定することが重要です。それをカメラに写せば、粒子を1つ1つ画像化することができます。

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画像データへの変換

サンプルについて十分な知識があれば、これらの干渉パターンを、通常は見ることができない小さな粒子に関する高解像度の単一粒子径データに変換することができます。

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Leprechaun

Leprechaunは、クルードサンプルでも精製サンプルでも、粒子が適切な大きさで、適切な構造を持っているかどうかを再確認することで、ウイルス濃度を把握できるユニークなシステムです。Leprechaunの単一粒子干渉計は、信号を増強する二酸化ケイ素を使用して、Luni(消耗品)の二酸化ケイ素表面から反射された光と捕捉されたウイルスによって散乱された光の干渉を最大化することができます。この結果、直径35nm以上の単一粒子の高分解能サイジングを実現します。ウイルスサイズを特定することで、Leprechaunはウイルスの断片と凝集体を単一のレンチウイルス粒子からすべて分離することができます。

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Leprechaunは、超高分解能の単一粒子干渉計を搭載したレンチウイルスのサイズ測定に最適ななソリューションです。何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。