Leprechaun
卓越したレンチウイルス・エクソソーム特性評価ツール
概要
Leprechaunは、サンプルの純度を気にすることなく、レンチウイルスやエクソソームの濃度や構造を測定できるシステムです。クルードサンプルでも精製サンプルでも、レンチウイルス粒子が適切なサイズや構造を持ち、RNAを含んでいることを同時にチェックすることができます。細胞培養から生体液まで、エクソソームの濃度と表現型を明らかにします。ほかの粒子によるノイズに惑わされることなく、ウイルスやエクソソームの濃度を測定できます。カタログはこちら。
レンチウイルス
• 力価
• 構造
• RNA量
• 不純物の分析
エクソソーム
• サイズ
• 濃度
• 表現型
お見積り・デモの依頼
動画
Leprechaunの稼働する様子をご覧ください。
LeprechaunによるEVの特性評価についてご覧ください。
特長
Leprechaunは、レンチウイルスやエクソソームなどのベクターを一度に最大16サンプルまで特性解析できます。消耗品のLuniは、1~25μLのベクターサンプルを捕捉し、サイズを測定した後、免疫蛍光法を用いてすべての粒子の構造を同定することができます。ステップ・バイ・ステップのプロトコル付きキットにより、わずか数時間で結果が得られます。
時間と場所を問わず、あらゆるレンチウイルスを測定
製造プロセスの各段階で、各レンチウイルス粒子の完全な生物物理学的特性を取得する必要があります。弊社の抗体またはお客様の抗体を用いて1x107 particles/mLまでレンチを捕捉し、サイズアップして凝集体から個々のウイルスを選別することができます。蛍光抗体でキャプシドを持つウイルスの数を確認し、RNA色素で核酸を持つウイルスを照らし出します。このように、Leprechaunはどんなレンチウイルスにも対応できます。
サンプルの選別
プロセスの上流過程でで、どのレンチウイルスにRNAが含まれているかを確認するのは厄介です。LeprechaunのRNAキットは、どのバッチが最高品質の物質なのかを明らかにすることができます。不要なバッチは取り除き、良いサンプルのみで前進することができます。
不純物質の検出
Lentivirus EV Contaminant Kitを使って、クリーンアップの手順が正しく行われているかどうかを詳細に調べることができます。ウイルスを装った覆面EVばかりが含まれたバッチではないことを確認しましょう。ウイルス粒子の中にあるp24や、浮遊している可溶性不純物の量を把握することができます。全プロセスを通して濃度、構造、純度をモニタリングすることが初めて可能になります。
エクソソームの分析
エクソソームの濃度を得るのは難しく、細胞株が想定通りになっているか確認するのは、より一層困難です。Leprechaunは、エクソソームの表面タンパク質を補足し、測定し、蛍光で増強させて、すべてのタンパク質を確認することで、エクソソームの濃度を一瞬で取得します。マーカーが内部マーカーか外部マーカーかにかかわらず、精製を必要とせずに、数μLのサンプルから最大4つのタンパク質の共局在情報を提供することができます。
EVのサイズ測定
Leprechaunでごく小さな小胞も測定できます。35nmまでの単一粒子サイジングが可能なので、EVが測定範囲外となることはありません。エクソソームからエクソメアまで、Leprechaunを使えば小さなものでも測定、カウント、表現型解析ができますので、サンプルに何が含まれているかの全体像を把握することができます。
柔軟性
状況に応じて、ご自身の検出抗体を用いてアッセイをカスタマイズしたり、Flex Kitを用いて捕捉マーカーを変更することもできます。どのようなサンプルでも、どのようなマーカーでも、精製することなく調べることができます。
使いやすいソフトウェア
使いやすい自動解析ソフトウェアを用いて、 粒子濃度、 サイズ、 構造に着目することができます。外れ値の自動無効化とバックグラウンド除去により、信頼できる結果を測定できます。Leprechaun Analysisは、構造やサブポピュレーションを問わず、レンチウイルスやEVの結果を即座に提供します。微調整が必要な場合は、カスタマイズ可能なサイズ範囲と蛍光除去により、自由に調整できます。