粉体分注

課題

少量の化合物を手動で分注するのは本当に難しいことです。固体は細かく分散した粉末であったり、塊状であったり、あるいは非常に静的であったり、粘着性があったりして、分注が非常に予測しにくいです。これらの材料を扱うのは芸術品を創造するように極度の集中力と非常に安定した手を必要とされています。これを週に何百回も要求されることはどれほど大変な作業になるかご想像ください。

ソリューション

Big KahunaJuniorプラットフォームの完全自動の粉体分注機能は、あらゆるワークフローを補完する正確で精密な固体分注を実現します。天秤に移されたプレートやバイアルを天秤内に自動で運び、粉体を分注することができます。粉体ホッパーを天びんの中の決められた位置に合わせ、目標分注量に達するまで重量測定して分注を行います。このプロセスは、実験のセットアップが完了するまで、ホッパーと分注先を切り替えながら繰り返されます。

性能

完全自動の粉体分注

粉体分注実験の設定を完了すれば、あとはBig KahunaJuniorがやってくれます。ソフトウェアが各ホッパーに加えられた粉の量を追跡し、残量が少なくなるとすぐに分かります。複数の実験にまたがっての追跡が必要な場合も、いちいちホッパーを開けて残量を確認する必要はありません。粉体分注アルゴリズムは、目標に達するまで速度を落としたり上げたりし、1mg以下の少ない分注でも優れた再現性(±0.2mg)を提供します。高感度天びんが重量分注をリアルタイムで測定し、分注中は密閉されるため、空気の流れの影響を受けません。

一種類の粉体を多くのバイアルへ分注

大型ホッパーは、同じ粉体を多くのウェルに分注する一対多数の分注に最適です。ホッパーの容量は10、25、50、100mLがあり、デッキ上に複数のホッパーを自由に組み合わせて設置することができます。

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幅広い粉体に対応

触媒スクリーニングなど、多くの異なる粉体を分注する必要がある場合、ストレージバイアル(SV)ホッパーが最適です。このホッパーは、標準的な4mLガラスバイアルに分注ヘッドを装着して使用します。デッキ上に数十本設置できますし、更に多くの粉体が必要な場合はデッキ外に設置した数百本のホッパーを使用することも可能です。これらの小型ホッパーは、試薬や反応のスクリーニングの柔軟性を高め、また複数の実験にわたって追跡して使用することができます。

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Junior

Juniorは、何度も繰り返す手作業をすべて自動化することができます。より多くの反応条件や調合条件の検討、サンプルの前処理など、さまざまな他の作業も安心して任せてください。

Big Kahuna

Big Kahunaは、バイオ医薬品、遺伝子治療用ベクター、低分子化合物合成、ポリマー合成、触媒探索の全自動化によりハイスループット実験を行うことができます。装置の構成は完全なカスタマイズが可能で、人が手動で行うよりもより多くの仕事をこなしながらコストと時間を節約することができます。

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研究室ごとに困難や課題は異なります。Unchained Labs は、お客様のパートナーとしてより速く、より良い研究を可能にするオーダーメイドの自動化ソリューションを構築します。Unchained Labsのプロフェッショナルチームがご連絡を待っていますので、お気軽にお問い合わせください。