反応スクリーニング
課題
反応スクリーニングは、試薬コストの削減、収率の向上、不純物の削減または除去、より穏やかな条件下での実行、廃棄物の削減によって、原薬や試薬の品質を向上させるプロセスです。低分子スクリーニングのために数多くの反応を手作業で設定すると、コストも時間もかかり、エラーが起こりやすいです。実験設定の統一性がない場合、データにも統一性を求められなくなります。
ソリューション
Big KahunaとJuniorは、反応の準備、反応条件の設定、分析結果の統合を処理できる自動化プラットフォームです。これらのプラットフォームは、小規模での反応スクリーニングの設定と実行に必要ないくつかの主要コンポーネントを統合しました。溶液と反応物を一貫して移送し、特定の時間のみ正確に反応を実行し、実行期間中ロボットによる再現性の高い方法でサンプルを処理することができます。このようなすべての制御は、信頼的なデータ、それから正しい結論が得られることを意味します。
性能
粉体分注
固形分注には2つの方式があります。大型ホッパーは、1種類の粉体を多くの容器に分注したい場合に最適です。大型ホッパーは10、25、50、100mLの容量があり、デッキに複数のホッパーを任意の組み合わせでセットすることができます。触媒スクリーニングなど多くの異なる粉体を分注する必要がある場合は、ストレージバイアル(SV)ホッパーをお使いいただけます。このホッパーは、標準的な4mLガラスバイアルに使い捨てのディスペンスヘッドを装着して使用します。JuniorやBig Kahunaのデッキ上に数十本置くことができ、更に粉体の種類が必要な場合はデッキ外に用意した数百本のSVホッパーをBig KahunaやJuniorに輸送して使用することもできます。この小型ホッパーは、固形分分注の柔軟性をさらに高めました。
加熱機能付き液体分注
大きなバイアルから小さなバイアルに液体を輸送する場合や、蒸発を防ぐために素早く液体を移す必要がある場合、また試薬の際の沈殿や目詰まりを避けるために溶液を加熱しながら液体を輸送する場合など、有機溶媒の移送は、非常に困難になる場合があります。Big KahunaとJuniorには、液体を移送するための多くのオプションがありますが、最も便利なのは、加熱機能付きで拡張可能な6チップモードです。先端部の温度は120℃まで可能で、針のピッチは9~20mmまで変えることができ、96ウェルプレートやより大きなバイアルにも確実に溶液を出し入れすることができます。1種類の溶媒のみを扱いたい場合には、6連の針の内1本のみを伸縮してシングルチップとして使用したり、伸縮チップもあり、4チップモードにすることもできます。
大きなバイアルから小さなバイアルに液体を輸送する場合や、蒸発を防ぐために素早く液体を必要がある場合、また試薬の際の沈殿や目詰まりを避けるために溶液を加熱し続ける場合など、有機溶媒の移送は、非常に困難になる場合があります。
思い通りの反応を実行
反応を実行する準備ができたら、Big KahunaまたはJuniorがあなたの代わりに反応を行います。96ウェルプレートやそれ以下のサイズのプレートを加熱、冷却、撹拌することができます。複数のプレートを同時に設置し、それぞれを異なる温度に設定することができます。マグネチックスターラーでのを避けたい場合は、代わりにプレートをボルテクサーに置いて、物理的に攪拌することができます。いずれにせよ、溶液を混合し、加熱して(あるいは冷やして)、思い通りの反応を実行することができます。
Junior
Juniorは、何度も繰り返す手作業をすべて自動化することができます。より多くの反応条件や調合条件の検討、サンプルの準備など、さまざまな他の作業も安心して任せてください。
Big Kahuna
Big Kahunaは、バイオ医薬品、遺伝子治療用ベクター、低分子化合物合成、ポリマー合成、触媒探索の全自動化によりハイスループット実験を行うことができます。装置の構成は完全なカスタマイズが可能で、人が手動で行うよりもより多くの仕事をこなしながらコストと時間を節約することができます。
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研究室ごとに困難や課題は異なります。Unchained Labs は、お客様のパートナーとしてより速く、より良い研究を可能にするオーダーメイドの自動化ソリューションを構築します。Unchained Labsのプロフェッショナルチームがご連絡を待っていますので、お気軽にお問い合わせください。